2010年10月11日月曜日

高智晟 中国が最も恐れる男

くだらないメッセージを遺す我が国首相
 日本国内の報道によると、菅首相は8日夜、同委員会の劉氏への平和賞授与の決定は中国に人権問題の改善を促しているとの見方について、「そういうメッセージも込めて賞を出されたわけだから、そのことをしっかりと受け止めておきたい」と語った。

「そういうメッセージも込めて賞を出されたわけだから、そのことをしっかりと受け止めておきたい」
「そういうメッセージも込めて賞を出されたわけだから、そのことをしっかりと受け止めておきたい」
「そういうメッセージも込めて賞を出されたわけだから、そのことをしっかりと受け止めておきたい」


 ドイツとフランスの首脳たちも、中国に劉氏の釈放を呼びかけている。

 ノーベル平和賞受賞者で、ポーランド反共産党連帯労働組合運動の創始者、レフ・ワレサ氏は同日、メディアの取材に、ノーベル賞委員会の決定について、「中国と全世界への挑戦である」とコメントした。

 中国当局は同決定について、「劉暁波は懲役刑を科された罪人である。このような人物に同賞を与えることは、ノーベル賞の原則に反する」と反発した。また、ノーベル賞委員会のあるノルウェーに対しても警告した。8日の時点、国内では関連の報道が一切見当たらず、劉氏の名前もネット上でフィルタリングされている。

 一方、中国内外の中国人民主活動家の間では、今回のノーベル平和賞の中国人反体制者への授与は、中国の自由民主化運動に大きな影響を与えることになるとしながらも、同じく候補者として挙げられた服役中の人権弁護士・高智晟(Gao Zhisheng)氏や民主活動家の胡佳(Hu Jia)氏などのほうがもっと適任であるとの意見も出ている。

 劉暁波氏は、89年の天安門での民主活動後、中共当局の圧力に妥協し、テレビで天安門民主デモ事件に否定的な発言をしたことや、近年中共当局に対してよりマイルドなスタンスを取っていることから、民主活動家の間では、劉氏に対して賛否両論の見方がある。

 ドイツ在住の中国人民主活動家で全体主義研究者の仲維光(Zhong Weiguang)氏は、ノーベル平和賞の中国人反体制者への授与は、独裁に対する民主国家の断固とした態度表明であると見ている。「これまで、中共当局の経済買収手段によって、欧米国家は中国の人権問題に目をつぶってきている。今回、中国の反体制者に授与されたことによって、国際社会は中国問題に更なる注目をするようになる」

 また、「ノーベル平和賞の中国人への授与は、89年の天安門事件における北京市民の努力や、その後の民主政党の設立、さらに99年に始まった中共の法輪功迫害に抵抗する法輪功学習者の平和運動、そして、現在中国国内で広まっている共産党離脱運動など、20年来の中国民衆の一連の努力による結果である。劉暁波さんが今後、多くの民主活動家と共に、共産党の独裁に対抗していくよう期待している」と同氏はコメントしている。

高智晟 中国が最も恐れる男――劉暁波氏よりもタブーの人物――本当にノーベル平和賞を受賞すべき人

【新唐人2010年10月10日付ニュース】10月8日、中国の民主活動家、劉暁波氏がノーベル平和賞を獲得。同じような境遇にある人権派弁護士、高智晟氏も再び注目を集めています。9月9日、フランスの報道雑誌「ヌーベル・オブザーバーチュア」は、高氏を詳しく紹介しました。
雑誌は、立ち退き、公害、医療事故や宗教迫害に遭っている中国人のために立ち上がった高智晟氏を紹介。実は、中国当局も2001年、高氏を「中国の最も優れた弁護士トップテン」に選んでいます。

輝かしい功績を持つ高氏が、なぜわずか数年の間に弾圧の対象となったのでしょうか。それは、中国共産党にとって超えてはならない一線を越えたからです。

2004年、12月26日、高氏は法輪功学習者の黄偉氏の弁護人となりました。

そして、法輪功学習者の案件はどの裁判所も受けたがらないことを発見。共産党政府がこの種の案件の審理を禁じたためです。これに義憤を感じた高氏は、勝つ見込みのない裁判に身を投じる決意をしました。

2004年12月31日、高氏は初めて全国人民代表大会に公開状を出して、法輪功迫害の停止を訴えました。2005年11月22日、2度目の公開状を送った後、妻とともに公に共産党を脱退しました。

2005年12月12日、胡錦濤主席と温首相にあてた、3度目の公開状を発表しました。

高氏が共産党のレッドラインを超えてから、高氏への執拗な迫害が始まります。「ヌーベル・オブザーバーチュア」は、2006年からずっと、高氏は絶えず殺人予告を受け、長期間拘束されたほか、拷問も受けたと指摘。2009年1月、高氏の妻と子供はやむなくアメリカに逃れました。

1年余り行方不明だった高智晟氏は今年の4月、再び姿を現しました。彼を目にした友人によると、高氏は心身ともに崩壊していました。「中国の良心」と称され、腐敗官僚を恐れさせた高氏は、自分の信念を捨ててアメリカの家族と再会する道を選んだといいます。

しかし4月21日、高氏は再び当局に拉致され、一切の消息が途絶えました。

信念を捨てる決意は、高氏の本音なのでしょうか。

「九評共産党」には、中国共産党の本質が記されています。例えば、人を殺すにしても、まずは魂をうちのめしてから肉体を殺す。共産党は一切の権力を独占しているので、いったん敵とみなされた人は、仕事から名声まですべてを失います。しかも、心の支えとなる家族すら巻き込んで、相手をとことん破壊します。

北京の人権派弁護士の滕彪氏は高氏について、「初めて法輪功学習者を弁護した弁護士。実に大きな犠牲を払ったが、彼の勇気は、ひとつの突破口になった。彼の後に続く、人権派弁護士が増えていったからだ」と評価しました。

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