2010年2月28日日曜日

ワンマーカブチャー (万仏節) Makha Bucha Day

2010年2月28日

 タイの朝は僧たちの托鉢によって始まる。愉楽に騒ぐ熱帯の夜の名残りと、新たな一日の光が生起する豊饒への胎動との境目に、密か目と祈りが流れ出る。合掌した手の熱い思いから、あたかも一瞬一瞬紡ぎ出される奇跡のように、生きとし生けるものの時間が動き始める。
裸足の僧と、裸足で食物を捧げる叙の、大地を通した交歓のなかに、洗われる心が光る。「サバーイ チャイ」という内面の輝きの美しさを、タイの人々は生れながらに具備している。祈りの溶け合うそこに、タイの朝がある。

タイ人は朝托鉢に来る僧侶に食物を捧げる。また、誕生日には早朝から寺へ行って捧げ物をする。これらも、幼少の頃から一つの習慣として受け入れられていくものである。「徳を積む」ことを社会と人生の価値観として学んでいく。「ナーム チャイ」(水の心=怦、)とか、「サバーイ チャイ」(心がすっきりする)とか、精神の清らかさやさわやかさを表す言葉が、日常のなかに息づいている。

3大仏日
 ワンマーカブチャー (万仏節) Makha Bucha Day
万仏節は、釈迦がいる寺院に悟りを開いた釈迦の弟子(阿羅漢)1250名が偶然、一堂に会した日であり、また、釈迦が入滅する3ヵ月前に自分の入滅を予見した日でもあります。

 ヴィサカブーチャー(仏誕節)Visakha Bucha Day
 ワンアーサーラハブチャー(三宝節)Asalha Bucha Day

明日は振替休日

0 件のコメント: