【 李登輝前総統が月刊誌で総統選に対して言及 】

李登輝前総統が月刊誌『諸君』４月号で、作家の深田佑介氏の特別取材に対して「総
統選挙で民進党の謝長廷氏がもし惨敗するならば、台湾の民主化は 20年遅れる。さら
に早急な奮起がなければ、２党の古い勢力はいずれ消えてなくなって、大幅な世代交
代が進むかもしれない」などと述べたことを、台湾各紙が伝えている。一定の影響力
を持つ李前総統はこれまで、２人の総統候補者のどちらを支持するか表明しておら
ず、総統選挙に関して具体的な言及もなかっただけに、台湾メディアの関心度は高
かった。

【 高校生の密航者は殺人犯 】
金門巡防処(海上保安庁に相当)が2月29日に中国への密航途中だった漁船を金門海域
で拿捕し、高校生(19歳)を保護した。高校生はアモイに観光に行きたかったと語り、
すぐに保釈された。このニュースは台湾で流された。台北県警は3日、この高校生を
殺人の容疑で台北県のドライブインに隠れているところを逮捕した。高校生は米国の
プロバスケット賭博の仲介をやっており、元の同級生(20歳 )が13万元を当て、支払を
迫られていた。高校生は友人2人とともに同級生を誘い出して殺し、死体を山中に放
棄していた。高校生は警察の手が迫っていることを察知し、中国への密航を図ってい
た。警察は共犯2人の行方を追い、遺体の発見に全力を尽くしている。