総統選立候補を届け出

謝、馬の両氏が総統選立候補を届け出

３月22日投開票の総統選の立候補届け出が26日から始まり、民進党の謝長廷氏と国民
党の馬英九氏が27日、それぞれ立候補を届け出た。選挙戦が正式スタートした。現時
点では、ほかに有力候補の動きはなく、事実上の一騎打ちになるとみられる。立候補
届け出締め切りは30日。

タクシン前首相派の国民力党のサマック・スントラウェート党首（72）が28日、
下院議会で第25代の首相に選出された。

今週にも組閣し、６党で連立政権を樹立、クーデター後の初の正式政権として政
治安定や景気回復に取り組む。サマック氏は1935年、バンコク生まれ。副首相、
内務相、運輸通信相、バンコク都知事などを歴任し、一時政界を離れていたが、昨
年８月に国民力党の党首に就任。
クーデターで追放されたタクシン氏の復権を訴え、総選挙で大勝した。