2007年12月18日火曜日

日本に入国する外国人の入国審査に指紋採取と顔写真


 11月20日から、日本に入国する外国人の入国審査が変わる。入国する際には、指紋を採取し、顔写真を撮影することが義務づけられる。国際便の発着する全国27空港と外国船が入港する港で実施される。
 入国審査を厳しくした理由は、言うまでもなく2001年9月11日の米国であった同時多発テロだ。こうまで厳しいのは米国に次いで二番目だ。しかし、イ ギリスやフランス、北欧諸国、オーストラリアなどイスラム教徒が大量に移住している国々では厳しくなる傾向にある。日本でも関西空港の執拗な手荷物検査に 憤懣をぶつける人は多い。イギリスのテロ未遂事件でオーストラリア在住の医師が関与したオーストラリアの国内線も手荷物検査はきわめて厳重だ。
 自分の身体に爆薬を括りつけて、自分も一緒に爆死してしまう、自爆テロの横行で身体検査も厳重になっている。外見からでは分らないテロリストをいかにし て、爆破テロを起こす前に発見するか、公安当局と出入国管理の最前線が必死の防戦に努めることになる。外国人の入国審査がきつくなる。鳩山邦夫法務大臣の 「わたしの友達の友達がアルカイダ」発言は、その変更をすんなりやるための伏線、「だから、厳しくするのはしょうがないでしょう」という意味だったのかも 知れない。
 もちろん、鳩山法相の「国際テログループのメンバーが日本に出入りしていることを、承知している」発言は法務省のトップがその事実を知っていながら放置 していると見なされ、公安警察も公安調査庁も有名無実の給料泥棒だと、法務大臣が発言したに等しい。
 実際、公安当局が諸外国の公安当局と情報を共有して、写真付きのブラックリストでも入手しなければ、入国管理をいくら厳重にしてもテロリストの入国を阻 止できるかどうかは疑わしい。なにしろ、公安調査庁の元長官がテロ支援国家の北朝鮮のために身命を投げ打って協力しているのが日本の公安だ。 在外公館が テロリストを輩出している国家の公安警察と情報を共有しているとは思えないし、そんな予算もないだろう。
 中国では日本人外交官を巧妙に罠にかけ情報を入手しているというのに、日本では出稼ぎ目的の留学生や偽装結婚目的の中国人をどんどん入国させている。お かげで、中国のスパイはやりたい放題だし、犯罪グループもどんどん入国して、窃盗や強盗、殺人事件を起こしている。北朝鮮の出先機関の朝鮮総連だって野放 し状態だ。だらか、日本の若者たちが拉致されて連れ去られても、知らぬふりで放ってきた。公安警察の怠慢でもあるし、北朝鮮や朝鮮総連と特殊な関係にあ り、利権をもとめている自民党議員だけではない、朝鮮労働党の友党だった社民党や共産党も含めた親北朝鮮の国会議員たちが意図的に野放しにしてきたから だ。
 すでに指紋採取制度を行っているアメリカの空港では到着便が重なると、外国人の入国審査場には長い行列ができて一時間以上並ばせられることもあるとい う。日本でも行列ができるはずだ。また、日本にはテロリストの顔写真も指紋のファイルもないという。規則を厳しくしても、なんの効果もないのだ。ただ、外 国人には不愉快なだけだ。日本赤軍が世界を舞台に暴れていた時代があった。日本はテロ輸出国だったのだ。それでも、世界中の多くの国々は日本人を温かく迎 えてくれた。それなのに、これはどういうことだろう。
 マレーシア人が日本に入国するにはマレーシア国内の在外公館で入国ビザをとることが奨励されている。現実的には義務化している。約10年前まで、日本国 内でマレーシア人の不法滞在者がふえて、問題になったことがあった。そのために、マレーシア人はマレーシアを出国前にビザの取得するほうがいいという、 (日本人のマレーシア入国にはビザが要らないため、)「強制ではないが」という逃げ道をつくって制度化している。マレーシアの人々にはけっこう高いハード ルと思われているらしい。
 苦情も言わずに、ビザを取得して日本を訪れるマレーシアの人々にも指紋採取と顔写真撮影が行われる。半世紀に及ぶ親交があるマレーシアの人々に、その仕打ちはないだろうと思うのはわたしだけだろうか。
 個人的には、中国人にはビザの取得を義務化して、指紋と顔写真も義務とすべきだと思う。そうすれば、確実に何十%かは犯罪は減る。すべての国の人がテロ をやるわけではない。自爆テロを推奨している国と民族、反政府テロが横行している国と民族、どの国が危ないか、どの民族が危ないかは、どんなに間抜けな国 家機関でも分るはずだ。不平等だ、アンフェアだと言われても、その程度に抑えて、友好国は除外すべきだと思うのだが

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