2007年11月15日木曜日

シベリア鉄道2



私はロシアへ行くときは必ず韓国へ立ち寄って行っていた、其れはビザを取るためである、日本で取っていけばと、思う方もいらっしゃるが、スピードが全く違うのである、金差へ払えば当日に下りてしまう、勿論段々に値段があるのだが、日本のロシア大使館は此れは遣っていない早くて4-5日遅ければ1週間ほどかかる時がある、他の国のロシア大使館は殆ど遣っているのだが、又日本で取る場合は、インビテイション等めんどくさい書類がいる、しかし他の大使館では、こんな物は入らない,又要っても、その場で自分で書けば十分だ、本国から取り寄せる必要も無い、又ソウルからロシアの色んな都市に飛行機が飛んでいるので此れも便利である。変った航空会社ではダラビア航空、私はこの航空会社をよく利用していた、つい3年ほど前まで喫煙席があった、珍しい航空会社である、今ではもう無いのかもしれないが

イルクーツクについて用事を済ませ、早い所帰りたかった、帰りは飛行機の事情でハバロフスクまでなのだが、それでも丸二日以上かかってしまう、今回は私の友人と2人なので、2利用コンパートメントにしようと思って予約を入れていなかったので、夜中に駅へ向かった、通常では予約を入れていなければ乗れません、そんな国なんです、しかしすんなり予約が取れ、朝まで駅でまつことにした、駅で待っていると、退屈なので自然と目線が女に行くのである、前回の事もあるので、若い女を見ると全部その様に見えて来る、不思議である。早朝出発なのだが、今度は要領を得ているので、夜が来るのが楽しみであった、シベリアの夜は早い、何処其処の朝は早いとは言うが、夜が早い国など余り無い、冬場は午後2時ぐらいには暗くなってくる、4時ぐらいは真っ暗だ。

鉄道に乗り込むと今度は二人用なのでゆっくりである、しかし後できずいたが、失敗した、二人用コンパートメントは言うならば一等車なので其れらしき者がいないのである、ドブレビイチェ、パジャルスタ、ハラショウ、カニエシナなのである、何の事やら。この4つの単語さへ使えれば、ロシア人とはある程度話が出来てしまうう。しかし4人用に乗れば良かったなー、と後で友人と話したのであった。

夜になり食堂車へ行き食事をしていると、何処からとも無く、例によって例の如く、其れらしき者が集まってくるのである、この後いろんな国の色んな列車に乗ってみたが,シベリア鉄道のように面白い列車にはいまだに出会っていない、何が面白いのか人それぞれ価値観も違うが、ひとしきり遊んで、日本円を出すと、いやな顔された、仕方なくドルを出し、事なきを得た、海外ではとくにヨーロッパなどでは、日本円が通用しない、私など何度両替を拒否されたか,大都市ではさほど問題ないが、田舎町などに行くと、当時はフランスあたりでも拒否されていた、当然旧共産圏などでは、問題外で、日本円など話にならない、日本円が問題なく通用していたのは、東南アジア辺りがせいぜいであった、就寝

次の日、各部屋をノックするばあさんがいた,当然我々の部屋にも来て、なにやら買ってくれと言う、なんだろうと覗き込むと、キャビアである其れも最高級のベルーガの4オンス、キャビアを知らない人は話は此処まで、当時ベルーガの4オンスで有れば日本で10万円以上した、いくらかと訊ねると4オンスが20ドル1オンスが5ドルと言う、私はすぐさま、全部くれと言い、全部買った1オンスが40缶、4オンスが10缶トランクにはちきれんばかりに詰め込み、自分では言い買い物をしたと納得していた、所がこの後大変な問題に巻き込まれて行くのであった

余り欲ばかり出すとこういう事になる


欲の熊鷹股裂くる

又今度


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